ウエイトプルを始めてみませんか?
「うちの犬は何も特技がない」とか、「どんな事を教えても覚えない」という犬でもあなたの傍にいる事に幸せを感じている犬ならば、スプリントよりもウエイトプルの方が向いているかもしれません。
またスプリントでは、複数の人間や犬と一緒にトレーニングができれば楽しさは倍増しますが、ウエイトプルはどちらかと言えば一対一の個人プレーと言えるでしょう。
ウエイトプルのトレーニングで最大の注意点は、
【犬が持っている能力以上の重さを引く事を要求してはいけない】ことです。
その点を念頭におき根気よくトレーニングを続ける事によって、あなたの犬は精神的にも肉体的にもすばらしいウエイトプーラーに成長する事でしょう。
準備するもの
- カラー (首輪)
- リード (引き綱)
- コマンド (前進・止まれ・待て)
- ハーネス
- ライン
- 重り (犬に合わせた重さのもの)
心構え
- トレーニングはいつでも楽しくが基本。
- 犬に対し怒ったり叩いたりしてはいけません (怒る事と叱る事は別です)。
- 引くとあなたが喜ぶ事を犬に教えてあげましょう。
ステップ1 ハーネスに慣らしましょう
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ハーネスに慣らす
嫌がる犬には時間をかけて、犬が一番楽しいと感じている事をする時にハーネスをつけてみましょう。
ハーネスに慣れたら、散歩の途中でハーネスをつけ、軽い重りをつけてみましょう。
軽い重り・・・空き缶や木の枝等 -
『待て』のコマンドはトラブルを防ぐ重要な鍵
トレーニングに限らず普段の生活の中でも、このコマンドを受けたら動かずにじっとしていられるようにしましょう。 - 「ハーネス=楽しいゲーム」
初めてハーネスをつける犬にとって、ここまでの作業は楽しいゲームだと感じさせる事が大切です。
- 犬が喜んでハーネスをつけさせるようになる
- コマンドに従う
いかがですか?毎日少しづつ練習を重ねると、軽い重りを引くことがひとつの遊びになります。犬が喜んでいたら、次のステップに進みましょう。
ステップ2 少しづつ重りを重くしましょう
心構え
- 段階を無視して犬にとって無理な重さを引く事を要求しないようにしましょう。
- リードで犬を引っ張らないようにしましょう。
- 距離を決めて 1 回のトレーニングは犬が集中力を持続できる時間内に終わらせましょう。
- 協力者がいてもコマンドを出すのはひとりだけにしましょう。
- 犬の引こうとする気持ちを大切にしましょう。
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スタートがキーポイント
スムーズなスタートができるように犬と呼吸を合わせてコマンドを出します。 -
重りの追加は慎重に
重りの重さにこだわらず、犬の筋肉を育てるつもりでトレーニングをすることによっていつの間にか次の重さが引けるようになるでしょう。犬に諦める事を覚えさせないようにしましょう。 -
匂いを嗅ぎ廻る犬にはリードを使って制御しましょう。
犬から離れ過ぎたり、トレーニングに飽きたりすると犬は引く事に集中しなくなります。無理に続けずにトレーニングを終わらせてしまいましょう。 - あなたの喜びを犬に伝えましょう。犬が頑張って引いた時は最大の愛情で誉めてあげましょう。
- コマンドで素早いスタートができる
- 犬が喜んで引く
Congratulations! おめでとう! Congratulations!
あなたが犬を誉めた時に犬も嬉しそうな顔をしたら
それは犬自身もウエイトプルを楽しんでいる証拠です。
レースでもリラックスして
あなたのチームのトレーニングの成果を披露しましょう!
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