犬達は、いつでも的確な判断で自分達を導いてくれる存在をリーダーとみなします。
突発的なアクシデントに動揺したり、疲れてしまい犬の存在を忘れるような事が度重なると、犬達は混乱しコマンドに反応しなくなります。気分次第で怒鳴ったり、甘やかしたりしてもいけません。
犬達に尊敬されるマッシャーになるためには、自らの体力も必要です。
マッシングとは、橇に乗り犬達にコマンドを出すだけではないからです。
ペダリングして橇の推進力を増したり、犬が疲れてきたら橇から降りて雪の上を走らなければならない場面もあります。
ふとした弾みでフットボードから両足が落ちてしまい、腕だけで身体を戻さなくてはならなかったり、 バランスを崩して転倒したら、ハンドルバーを持つ握力だけで自分の体重を支え、引きずられながらも冷静に「止まれ」のコマンドを発しなければなりません。
雪の塊りに当たった衝撃で橇から放り出されたら、走り去るチームに自力で追いつかなくてはなりません。マッシャーが不在のチームは、犬達が怪我をする危険性が高まります。
体力が無ければ注意力も散漫になり、アクシデントへの対応が遅れ状況の悪化を招くことに繋がります。ランニング、サイクリングなどの身近なスポーツで、マッシャー自身の体も鍛えておくことをお勧めします。
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