Race Report 2000

浅間チャレンジ第2回ウエイトプルレース 2000-12-24

2000 年のクリスマイブに群馬県北軽井沢オートキャンプ「スウィートグラス」にて開催された。
ウエイトプルレースは体重 5kg の M. シュナウザーから体重 53kg の A. マラミュートまで 40 頭余りのの犬達が、引けた重りの重量を競う『プルレース』と、一定の重さの荷を引いてタイムを競う『タイムレース』に挑戦した。

雪の中でのウエイトプルを期待していたスタッフや参加者の願いも空しく降雪はなく、車輪の付いたカートでのレースとなったが、第一回目の各クラス優勝チーム、または前回の屈辱を打破しようと猛特 訓を重ねた挑戦チーム、そしてウエイトプル初参加チームがそれぞれのプルを披露し、ゴールラインに到達する度に見学者から拍手喝采を受けていた。

中には 「自分は繋がれているのだからあなたがここに来なさい」とハンドラ−を呼びつける犬や、「せっかくの晴れ舞台なのだからもっと長くコースの中 にいたい」と言いたげに留まり続ける犬もいて、犬とハンドラーの関係が見えかくれする楽しいレースだった。

力強い「引き」

特にプルレースは徐々に重りを増やしていく為に犬は何度も引かなければならず、ハンドラーは愛犬の様子を見ながらパス権を使って、犬の体力と気力のぎりぎりの線を探る。タイムレースでは重りが幾分軽めに設定してあるので、余裕のある犬はハンドラーとどちらが先にゴールするか競争になってしまう程だ。

この大会はどんなサイズ/犬種でも平等に競技ができるようにクラス別けされているので、気軽に参加する事ができる。また、会場のスウィートグラスは設備 の整った広大な敷地を持つキャンプ場で電源付きのコテージなどもあり、前日から冬の北軽井沢を楽しみながらレースに参加する事も可能だ。

(写真協力 スウィートグラス)