乗用車には収まりきらない頭数のチームを持っているマッシャーは、大切な犬達を安全にそして効率良く運搬する為にいろいろな工夫をしています。
チームの頭数や家族の人数、駐車場の広さから走行性能などを考慮し、それぞれのスタイルに合った車種を選び、使いやすいように手を加えて、オリジナルのドックトラックを作ることも楽しみのひとつのようです。
代表的なのはピックアップ車ダブルキャブの荷台に犬舎を取り付けたもので、その殆どが手作りです。 橇は犬舎の上に乗せて運搬し、装備や犬の食事・水等は犬舎の下に収納できるようになっています。犬舎の一つひとつの部屋は思いのほか広く、仲のよい犬同士なら二頭入れることも可能な位の広さがあります。
マイクロバスを改造したドッグトラックもあります。上記のピックアップ車より多くの頭数を乗せることができるのと同時に、人間がくつろぐ為のスペースや荷物置き場があり、遠征や悪天候にも対応できます。中にはベッドスペースを持つ、ドッグトラックと言うより犬舎付きのキャンピングカーと呼べる車もあります。
最近ではワンボックスカーの性能が良くなったためか、多頭引きチームの参加数が多いレースの駐車場は、ワンボックスカーの展示場のような雰囲気です。
ドッグトラックの両サイドにはフックやチェーンを取り付けて、長距離ドライブの休憩時間やレースの合い間に、犬達を外に出して食事や排便の世話ができるようになっています。
犬ぞりのトレーニング
「魔法のしっぽ」ではたくさんの愛犬家と犬達に犬ぞりを楽しんでもらいたいという願いから 犬ぞり未体験のチームが簡単に始められるトレーニング方法を紹介します。