犬ぞり用語集

犬ぞり用語集

これから愛犬と犬ぞりに挑戦するチームはもちろん、犬ぞりレースの観戦にも役立つ、犬ぞりの専門用語を集めました。

  • マッシャー = Musher
    • 橇に乗って犬ぞりチームを操る人。ドライバーとも言います。
  • リードドック = Lead Dog
    • チームの先頭を走る犬。ボス犬がリードドックになれるとは限りません。
  • チームドック = Team Dog
    • リードドックとホイルドック ( チームの最後尾でそりに一番近い位置の犬 ) の間の犬。犬の位置は絶対的に決まっているわけではなく、昨シーズンまではチーム/ホイルドックだった犬が、今シーズンはリードドックを勤められる可能性もあります。2 頭以上の多頭引きの場合は、どの位置でも変わらないパフォーマンスを発揮できるように、位置を固定せずにランダムに走らせると不測の事態に慌てずに済む。マッシャーはいろいろな組み合わせを試しながらトレーニングを重ね、レースではトレイル状況や犬達のコンデションを考慮して、その時に一番最適だと思える組み合わせでレースに臨みます。
  • ウエイティングエリア = Waiting area
    • スタートを待つチームの待機場所。犬同士が近づきすぎないように注意しましょう。
Waiting area
  • エントリーロード = Entry Road
    • 駐車場や係留場からスタート位置までの出場チーム専用の道。犬達が最も興奮している場所なので見学者は犬を近づけないように注意しましょう。
  • スターティングエリア = Staging Area
    • スタートライン手前 20m ~ 30m 。スタート準備が整ったチームが待機する場所。レース観戦をする時はこのエリアに入ったり、入り口をふさいだりしないように注意しましょう。
  • デュアルスタート = Dual Starts
    • 2 チームが同時にスタートします。 コースの中央はネットで仕切って犬同士が接触しないように配慮されています。
デュアルスタート
応援にも熱が入るデュアルスタート
  • マススタート = Mass start
    • 決められた時間に 1 チームごとにスタートするシングルスタートとは別に、いくつものチームが同時にスタートする方法。多頭引きのデュアルスタートは迫力満点で見応えがありますが、マッシャーにとってはハラハラドキドキのスタートです。
マススタート
圧巻のマススタート
  • スターティングシュート = Staging Chutes
    • スタートラインから 20m 程。次のチームのスタート時間までにこの区域を通過しないと失格になる場合もある。多頭引きの場合、興奮した犬達の喧嘩が起こりやすい場所。
林間トレイル
  • トレイル=Trail
    • 犬ぞりで走るコース。犬達が走りやすいのは幅が 2m ~ 3m 位のトレイル。
  • 追い越し優先権解除区域 = No-Right-Of-Way-Zone
    • フィニッシュラインまで 800m 程の区間。この区間では追い越されるチームは追い越すチームのために停止及びトレイルを譲る必要はない。
ゴール
  • ゴールエリア = Goal area
    • フイニッシュラインから20m程。犬とマッシャー以外は立ち入ることを禁止されているエリア。計測器の誤作動を防ぐためや、見苦しい過度な呼び込みを避ける配慮。ゴールする犬の邪魔になる強引な写真撮影なども防ぎます。ゴールするチームの前方に人垣があると犬は行き止まりだと思ってスピードを落としてしまいます。
  • ヒート=Heat
    • 1 日だけのレースを 1 ヒート。2 日間の合計タイムで順位を決めるレースを2ヒート。海外では 4 日間のレースも珍しくありません。

  • マーキング = Marking
    • 2 ヒートレースや予選・決勝があるレースの場合に、1 日目を完走した犬/予選を通過した犬に印をつけて他の犬と交換する等の不正ができないように、犬の腰や後ろ足のあたりに犬に害のない塗料で色をつけます。 2 ヒート以上の犬ぞりレースでは、最初にエントリーした頭数から減らすのは可能でも増やすのは認められません。
  • マッシング = Mushing
    • 犬ぞりを操る行為。ドライビングとも言います。橇に乗ってコマンドを出すだけでなく、橇がスムーズに進むようにコーナーで体重移動してバランスを保つ他、ペダリングしたり、時には橇から降りて犬と一緒に走ります。
  • ペダリング = Pedaling
    • マッシャーが橇に乗りながらトレイルを蹴り、橇を漕ぐ行為。チームのスピードを上げたい時や、登り坂などで犬の負担を軽くする時に行います。
  • コマンド = Command
    • 犬への指示。言葉・犬笛・口笛等が使われる。言葉のコマンドには「ジー」(右へ曲がれ ) ・「ハ-」(左へ曲がれ ) ・「ウオー」(止まれ ) ・「ヘッド」(真直ぐに進め ) ・「イージー」 (注意して) などがあります。既に犬がよく理解している言葉で指示を出すのもOKです。その場合でも犬が聞き取りやすく間違えにくい言葉であることが大切です。
  • パッシング = Passing
    • トレイル内で後のチームが前のチームを追い越す事。これさえマスターすれば、どんなレースでも安心して出場できるはずです。
  • タングル = Tangle
    • 犬達のラインが絡まること。タングルは殆どがマッシャーの不注意で起こります。
  • ギャロップ = Gallop
    • 犬が両前足を揃えて前方に出す走り方。この走り方を維持できたら表彰台も夢ではない!
  • トロット = Trot
    • 足を交互に前へ出す走り方。ギャロップよりかなりスピードが落ちますが、体力の消耗を抑えるので何 10 キロもの距離を走破することができます。
  • レースマーシャル = Race Marshal
    • そのレースで最高の決定権を持つ人。実行委員長または競技委員長。
  • マッシャーズミーティング = Mushers meeting
    • レースの前に、注意事項やルールの説明をする場。出場者は必ず参加する義務があります。
マッシャーズミーティング

犬ぞりFAQ

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